お子さんの幼稚園生活いかがですか

こんにちは。
元幼稚園教諭のふせくみこです。
「幼稚園どうだった?」と聞いていませんか
自粛が明けて、通常の登園にも慣れてきたころでしょうか。
幼稚園での様子も気になりますよね。
どんなことをして過ごしているのか、
きちんと先生の話を聞けているのか、
お友だちは出来たのか、何か困ったら先生に言えているのか...
いろいろ聞きたいこと、知りたいことがたくさんあることと思います。
でも、ちょっと待って!!
では、逆にお母さん・お父さんが聞かれたら?
「お母さん・お父さんは今日楽しかった?」「一日何してたの?」
すっと答えられますか?
簡単な質問のようで意外に難しいのではないでしょうか。
すべてを伝えることは難しい。
例えば、お砂場遊びをして来たとします。
誰かが遊んでいて楽しそうだったから入れてもらったかもしれないし、先生が誘ってくれたのかもしれません。
バケツが使いたかったのに貸してもらえなかったり、たまたま他の子が掘った穴を崩して怒られたかもしれない。
大きな山を作っていたら「トンネルを作ろう」と来た子と意気投合したり、もっと遊びたかったのに片づけの時間になって泣いてしまったかもしれない。
ひとつの、時間にして数十分の遊びの中にも子どもたちにとっては壮大なドラマがあったりするのです。
面倒くさいから「忘れた」
特にまだ幼い年齢や男の子に多いのが「忘れた」という返事。
これは本当に忘れたというよりは、全ては覚えていないくらいいろいろなことがあったし、全てを伝えられる(主に自分の感情面において)語彙を持っていない、が近いです。
とはいえ、様子を知りたい!
幼稚園での様子を聞くにはどうしたらいいの?
園での様子、気になりますよね。わたしも同じように思っている年少さん(三男)の母のひとりです。
わたしが毎日まず聞いてることは
「(担任の)先生元気だった?」
大好きな担任の先生のこと。
気分次第ですが、先生と話したことや先生の変化や様子(髪を切ってた、何のキャラのエプロンだったなど)が聞けることもあります。
そして、
お弁当は食べられたか
トイレは行けたか
といった日常的なことを聞きながら、少しずつ思い出しながら話せるようになったところでようやく遊びについて聞いてみます。
「お外で遊んだ?」
「ブランコは(好きな遊び)した?」
出来るだけ具体的に、はじめはイエス・ノーで答えられる質問の仕方が良いですね。
「お外でブランコしたよ。先生が押して(漕いで)くれた。」
「ブランコしなかった。すべり台はしたけどね。」
「お外行かなかった。(お部屋で)粘土したよ。」
どうでしょうか。これなら少しは園での様子がわかりませんか。
「ブランコ、先生に漕いでもらって良かったね。高かった?気持ち良かったね。」
「すべり台して楽しかったね。お友だちたくさん並んでた?」
「粘土したんだ。何作ったの?」
と、共感しながらピンポイントで聞くことで、さらに詳しい様子も聞けるかもしれませんね。
担任の先生とも良い関係をつくりましょう。
例年ならたくさんあったはずの様子がわかる時間
新型コロナウイルス対策として、例年ならあるはずだった参観日や懇談会といった園生活を見られたり、担任の先生に会える機会も激減しています。
しかし、担任の先生と保護者の信頼関係は保育・教育にとって欠かすことの出来ない大切なものです。
「先生も忙しいだろうし…」
と躊躇せず、ぜひ電話や連絡帳、メモでも構わないので園での様子を聞いてみてください。その話の中から、またお子さんにお話を聞くポイントも見つかると思います。
はじめてでドキドキしているのはお子様も一緒です。
気になることや心配なこともたくさんあることでしょう。いろいろと聞きたいこともたくさんあることでしょう。
でも、まずはお子さんが笑顔で通えていたらオッケーにして、ご家庭では根掘り葉掘り聞くよりもゆっくりと安心して過ごせることを心掛けてください。心身が安定することで幼稚園でも思い切り楽しめるようになります。
「園や担任の先生にどう聞いたらいいの?」
「こんな時はどうしたらいいの?」
といったご心配やご相談も一緒に考えていけたらと思っております。
小さなことでも一人で悩まず、ぜひコンサルタントにお話ししてくださいね。
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