「共感」してあげることで子どもの心は安定する

否定的な目で子供の言動を見ていた
私は、2人の男の子の育児をしています。
・何度同じ注意をしても言う事を聞かない
・毎日ケンカで大騒ぎ
・外では目を離したら姿を消す
日々余裕がなく、子供たちの言動を「ダメ!ダメ!」とよく怒っていました。
一生この状態が続くのではないか・・・「母親」という枠の中に突然ポーーンと放り投げられたような気持ち。
自分の子育てや子供たちに対しても自信を持てずにいました。
子供と「対話」をしていなかった
2人とも小学生に上がり、少しだけ育児が落ち着いたころ、1番大事な部分が抜けていたことにようやく気が付き始めました。
「〇〇したの?」
「〇〇しなさいね」
「なんで〇〇なの!?」
一方通行の言葉をただ言っていただけで、「対話」ということをしていませんでした。
いくら口下手な男の子とはいえ、やはり一人の人間として、彼なりに考えや意見は当然あります。
とにかく共感する
思い返してみると、私が一番親にされて嬉しかったことは「共感してくれた」ことでした。
それだけで安心し、「絶対的な味方」だと大人になった今でも強く残っています。
「うんうん、そうだね」
「それいいね!」
「それ、笑えるー」
共感してあげることで、子供の表情は驚くほど明るくなります。
時には思わず反論したい気持ちになる時もありますが、とにかく話を最後まで否定しない。
もしも自分が子供の立場だったら・・
親から途中で否定されたら、もう話しするのをやめようと思うはずです。
「正しいことを教えることより、親が味方であることが1番」
何よりも、話をしている時のぷっくりとした子供の笑顔がそのことを物語っています。
絶対的な安心感はその子の一生のちからになる
自粛生活や休校などで、今は家族の時間がだいぶ増えました。
生活様式が変わりつつあり、誰もが見えないストレスと戦っています。
子供も、親が見えていない部分で様々なことを感じ、悩んでいる子がきっと多いのではないでしょうか。
そういう時だからこそ、
・少しだけ時間をとって、子供の声に耳を傾ける。
・話に共感し、肯定してあげる。
このゆったりとした親子の時間が、子供にとって、将来の大きな力に結び付いていくと信じています。

発達デザインコンサルタント
千葉県在住
男の子二人の育児がとても大変だったことがきっかけで学ばせていただきました。大きく変化したこの学びのすばらしさをお伝えしたいです。
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